養護教諭を考えてみる

子供好きな人におすすめの仕事として、養護教諭があります。養護教諭とは、小学校、中学校、高等学校などの保健室にいる先生のことです。

主に子供の怪我や病気の対応をしたり、予防接種や健康診断などの健康管理を行ったりします。また、いじめやさまざまな理由から教室に行くことができない子供たちの対応をする場合も多いです。あまり知られていませんが、養護教諭の仕事には水や照度、空気など学校内の環境衛生を守ることも含まれています。他の先生と協力して子供へ保健に関する授業や、保健に関する掲示物を作ることも仕事のうちです。養護教諭は医療や看護などの専門的な知識の他にも、優しさや穏やかさが求められます。

養護教諭になるためには、資格を取得して採用試験に合格しなければなりません。資格を取得する方法として、4年制大学で養護と教職の単位を修得する方法や、保健師や看護師の資格を取得した後に教員養成機関で必要な単位を修得する方法などがあります。養護教諭の採用は各学校で1名や2名の配置が多いため、正社員での採用人数は少ないです。しかし、育児休業や産前産後休業などで人員が不足した場合には非常勤が募集されることもあり、養護教諭になりたい人はこまめに求人情報を確認する必要があります。

養護教諭は通常の授業は行いません。しかし、怪我や病気、心に不調を抱えている子供たちの悩みに早くから気付くことができます。子供たちに寄り添うことのできる、子供好きの養護教諭が求められているのです。